農園では、有機肥料中心の少農薬栽培の実施しています。 |
有機質肥料の効果 |
有機質肥料の中には化学肥料では補いきれない特殊養分がいろいろと含まれています。有機物が腐って腐食すると土が団粒化し、通気性と保水性が良くなり、根の成長に
適した環境をつくります。さらに、土中の微生物の活動を盛んにして有機物の分解を進め、養分を吸いやすくします。 |
化学肥料の弊害 |
化学肥料はこうした効果が少ないばかりか、逆に分解して生じる酸などが土壌が悪化し、土の中の微生物の活動が鈍ります。化学肥料ばかり使うと、土は植物の根にとって良くない状態になり、養分を十分吸収できなくなって病原菌や害虫に襲われることにもつながります。栄養状態が悪いと、果実の形や色も悪く、味も当然まずくなります。 |
有機肥料と化学肥料の調和 |
しかし、有機肥料は養分的にアンバランスなのもが多く、有機肥料だけでは必要な栄養を十分にカバーすることができません。ここで化学肥料を併用するとその効果が倍増します。
有機肥料を使って土壌を改善し、化学肥料で足らない養分を補う。この調和こそがおいしいミカンを育てるためにとても大切な栽培技術なのです。 |